東洋太平洋ミドル級王者の竹迫司登(31=ワールドスポーツ)が世界上位ランカーにTKOで敗れた。興行のメインで、WBOインターナショナル(日本未公認)同級王者メイリン・ヌルスルタン(29=カザフスタン)に挑戦したが、8回に連打を浴びてダウンを喫し、同回2分33秒、レフェリーストップによるTKO負けを喫した。

ヌルスルタンはWBC、WBOで4位、IBFで7位という世界ランカー。勝てば世界挑戦の夢が広がる竹迫は初回、ガードの上から右フック、右ボディーストレートで先制。序盤から主導権を握ったかにみえたが、3回に右アッパー、右フックで反撃され、激しい打ち合いの展開となった。さらにプレッシャーをかけていったが、ヌルスルタンの右カウンターを浴びてから動きが止まり、ラッシュを受けて沈んだ。

試合後、念のために病院に搬送された竹迫だったが、鼓膜が破れた以外には問題がなかったという。