元IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(33=セレス)が海外マッチに敗れ、現役引退を表明した。フェザー級転向2戦目としてアマ全米王者のジャフェスリー・ラミド(23=米国)とフェザー級8回戦に臨み、0-3の判定負けを喫した。試合後は「(ラミドは)体の位置やポジショニングがうまくて、徹底してポイントアウトしてきた。何もできなかった。やり切りました。引退します」と明言した。

元3団体統一ライト級王者ロマチェンコ(ウクライナ)や前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーを務めてきたラミドのスピード感あふれる柔らかい動きに翻弄(ほんろう)され、次々とワンツーを浴びた。何とか局面打開しようと距離を詰めた岩佐だったが、最後まで米国のホープをつかまえることはできなかった。