プロ入り2勝2KOの尾崎優日(20=大成)が圧倒的な内容で3連勝を飾った。

4勝4KO(1敗)のバオラブト・サラブタン(タイ)と対戦。「相手のパンチは見えてました」と1ラウンド(R)から右のジャブで相手の様子をうかがいながらコーナーに追い込み、左右を連打。左ストレートで早くもダウンを奪った。

2Rに入っても、出てきた相手に冷静に右のジャブを打ち込み、最後はロープ際に追い込んでレフェリーストップ。2R2分12秒でTKO勝ちした。

試合後は「リードパンチをしっかり打っていくという課題もクリアできました。相手どうこうより、いかに自分のボクシングができるかというところをクリアできた」と快勝劇に笑顔を見せた。

リング上で初めて聞く君が代には「小さいときからかっこいいと思っていたので、今日初めて聞けてうれしかった」。丸元大成会長とは「世界のリングで歌います」と話していたそうで「世界ユース・ライトフライ級のチャンピオンになれましたけど、目標はユースがつかない世界チャンピオン。ベルトを防衛して、世界ランクに入ってチャンスがあれば」と先を見据えていた。