プロボクシング元日本フェザー級王者で現同級1位の佐川遼(29=三迫)が約2年2カ月ぶりの王座返り咲きを狙う。18日、東京・後楽園ホールで同級2位松本圭佑(23=大橋)と同級王座決定戦を控える。17日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、両者そろってリミット57・1キロでクリアした。21年2月、丸田陽七太(森岡)に7回TKO負けし、王座陥落して以来のタイトル戦となる。

昨年4月には元WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼とのフェザー級8回戦で3回KO勝ちして以来、約1年ぶりのリングで日本王座を取り戻す覚悟ができている。佐川は「激しい戦いになると思いますが、必ず返り咲きます」と気合十分だった。プロデビューから7連続KO勝ちでタイトル初挑戦となる松本に対し「最大限の警戒をしている。隙を見つけて最終的にKOできる展開になれば」との青写真を描いていた。