アスカが3度目のロウ女子王座獲得に成功した。同王者ビアンカ・ブレアに挑戦し、強烈キック連打からフォール勝ちを収めた。「アスカがロウ女子王者だ!」と21年4月の王座陥落以来、約2年1カ月ぶりのロウ女子王座返り咲きに歓喜した。ブレアの王座保持期間を420日で止めた。

ブレアのパワー殺法に対し、アスカは関節技やキック、ブレアた束ねたロングヘアを引っ張るラフファイトで応戦。1度は得意の毒霧を回避されて万事休すかと思われたが、会場からわき起こった「アスカ・コール」の中、レフェリーの目を盗みエプロンサイドで左手に毒霧を吹きつけておくと、KOD(キス・オブ・デス=変形フェイスバスター)を仕掛けようとバックブリーカーの状態で担いだブレアの両目に毒霧を付着させた手を当てる攻撃に出た。

視界が遮られたブレアが慌てているとキック2連打でマットに倒してフォール勝ちを収めた。今年4月のレッスルマニア39大会に続き再戦カード。年間最大の祭典ではブレアに敗れたアスカだったが、中東決戦でリベンジに成功していた。