プロボクシング元東洋太平洋ライト級王者の中谷正義(34=帝拳)が現役引退を表明した。

29日、自身のツイッターを更新し「前回の試合を最後にボクシングを引退する事にしました。今までたくさんの応援をありがとうございました。帝拳ジムではとてもすばらしい時間を過ごす事ができ、充実した時間を生きることが出来ました。長い間、皆さま本当にありがとうございました」とつづった。昨年11月、吉野修一郎(三迫)とのWBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチで6回KO負けした試合が最後のリングとなった。

11年6月に井岡ジムでプロデビューした14年1月に東洋太平洋同級王座を獲得後、11度の防衛に成功。19年7月、のちの3団体統一同級王者テオフィモ・ロペス(米国)とのIBF世界同級挑戦者決定戦に敗れた後に1度引退表明も20年に帝拳ジムに移籍。同年12月に米国でWBOインターコンチネンタル同級王座(日本未公認)を獲得。21年6月には元3団体統一同級王者のスター、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とも対戦していた。