「カレーパン丼」は、果たして、本当においしいのか? 女子プロレスSTARDOM(スターダム)の“リングの貴婦人”こと、桜井まい(32)が31日、オファーを受けていた「名代 富士そば」の試食会に“降臨”。

日刊スポーツも、その模様を取材すべく、東京・渋谷道玄坂店に向かった。約3年前に企画し、さまざまな理由で未発売のカレーパン丼。実食した貴婦人様は「絶対売れると思いますわ」と太鼓判を押した。その様子を眺めていると、担当者から「忖度(そんたく)なしで、感想をどうぞ」と言われたので、弊社カメラマン・宮地輝(24)も食べてみた。

「どうぞ」と提供された丼。カレーパンを玉子で、とじた一品に、少しばかり宮地の表情がこわばった。「どうなんでしょう?」と恐る恐る箸を手に取った。全く想像がつかない。一口ほおばると「おぉ」と声を上げた。「?」を突っ込む間もなかった。「合いますよ。カレーがいいアクセントになっています」と、とびっきりの笑顔を見せた。先ほどまでの疲弊した表情は、いずこへ? 「おいしいです」とかきこんだ。

出来上がってから、少し時間は経過していた。ただ、冷めても美味に変わりはないようだ。宮地は語り出した。「卵のマイルドな感じにカレーパンの濃さが合うと言いますか、カレーパンのスパイスがいいアクセントになるとかですかね? カレーパンがデカくてご飯もあるので、おなかはいっぱいになって満たされます(笑い)」。急に評論家風にコメントを残したが、とにもかくにも、大満足のようだ。「忖度はしていないのか?」と尋ねると、「全くしていません。本当においしいです」。こちらを見ることもなく、丼に夢中で向き合っていた。

富士そばの担当者に、この素直な感想を伝えると「それは良かったです。社長にも伝えておきます」と笑顔を見せた。貴婦人の桜井もうならせ、庶民代表?として試食させてもらった宮地カメラマンも大満足の「カレーパン丼」。これは、やはり…当たりのようだ。商品化を期待したい。【栗田尚樹】