新日本プロレスの「レインメーカー」オカダ・カズチカが、全方位へ“口撃”した。

8日、都内で行われた新日本プロレス、全日本、プロレスリング・ノアの国内メジャー3団体による合同興行「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」(9日、東京・両国国技館)の前日会見に出席。オカダはメインイベントで、拳王(ノア)&青柳優馬(全日本)と組み、清宮海斗(ノア)&宮原健斗(全日本)&棚橋弘至(新日本)との6人タッグマッチに臨む。

大雨となったこの日、オカダは止まらなかった。「あの~ノアファンの皆さまには絶望を味わせてしまったので、今回は仲良くやっていきたいと思います。だから清宮君、そんなに怒らないでよ。コロナが明けたということで、仲良くやっていきたいと思いますし」。そのクールな表情は、とても本音とは思えない…。絶望とは2月のこと。武藤敬司引退興行(東京ドーム)で、清宮とのシングル戦に完勝。圧倒的な力の差を見せつけた。今のうちに、気を良くさせて、再び絶望を味合わせるのだろうか…。

ノアの次は、全日本だった。「あんまり全日本プロレスは知らなくてですね。11年前か。40周年記念興行で変なヤツ(諏訪魔)に絡まれたことしか覚えてないんですけど、そこから全日本プロレスも変わったと思いますし。嫌われないようにしっかりと戦っていきたいと思います」と淡々と話した。標的は身内の新日本にも向けられた…。「何でこの中にクソオヤジが1人混じっているのかなと思ってますけど、誰が主役になるか…。ただ、一番目立つのは、活躍するのはこのオカダ・カズチカです」。棚橋弘至を示す、クソオヤジ。さすがの棚橋も、苦笑いを浮かべるしかなかった。

ここで、全日本を代表して? 宮原が持ち前の元気印でオカダに対抗した。「全日本を知らない? 挑発と受け取りましたよ。俺は知っているよ。ファンの皆さんが、オカダと宮原の交わりを見たいことを知っているよ? 明日は僕の元気にのみ込まれないように、楽しみにしています」とマイク不要のボリュームで高らかに宣言した。

オカダVS3団体? 結末は、いかに-。