軽量級でアマエリートの西岡伶英(23=川崎新田)が異例の後楽園メインのプロデビュー戦を勝利で飾った。日大時代の先輩ペ・ソンファ(23=三迫)とのバンタム級6回戦に3-0で判定勝ちした。高校2年時に全国選抜で優勝するなどアマ戦績53勝15敗の西岡は名門・日大でもレギュラーとして出場し、主将も務めるなどデビュー前から注目を集めていた。

関係者約100人が応援に駆けつける中、期待のホープは前評判通りの戦いを披露した。スピードが光り、左ジャブを効果的に当て続けた。終始試合を支配し、文句なしの判定勝利につないだ。

試合後、リング上で「世界チャンピオンが目標です」と声高に宣言。大歓声が巻き起こった。17年全国選抜バンタム級王者に満足する様子はない。「倒すつもりだったが粘られた。いけると思ったところで押し切れなかった」と反省を口にし、自己採点も30点と辛口だった。

新田渉世会長(56)は「持ち味であるスピードはあったと思うし、手数も出ていた」と評価した。だが「実力は出せたと思うが、KOで仕留めてほしかった」とさらなる奮起に期待していた。

西岡は「できれば年内にA級(8回戦)で1勝したい」と未定ながらも次なる戦いを見据えた。憧れの選手は、「ハイテク」の愛称を持つ元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。ロマチェンコのようにアマチュアからプロへ転向し、世界王者へと駆け上がる。【村山玄】

◆西岡伶英(にしおか・れお)2000年(平12)5月23日、東京・稲城市生まれ。幼少時代からキックボクシングをはじめ、小学3年から川崎新田ジムでボクシングの練習を開始。小学6年時にU-15(15歳以下)全国大会優勝。中学1年でボクシングに専念。花咲徳栄に進学し、ボクシング部に所属。高校2年で全国選抜(バンタム級)で優勝。日大に進学し、主将を務める。好きな選手は元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。家族は両親と妹。身長170センチの右ボクサーファイター。血液型はO。