今年の大みそかにさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN45」に出場する斎藤裕(36=パラエストラ小岩)が19日、所属ジムで公開練習を行った。
2分間タックルの打ち込みで、斎藤は「心身ともに良い状態だなという感じです」と話し、大みそかのクレベル・コイケ戦については「クレベルが決めるか、僕が殴り飛ばすかどっちかだと思うので、はい、そういう目線で見てもらえたらなと思います」と話した。
斎藤は、自身がRIZINフェザー級王者だった21年にも対戦予定がありながら実現しなかったクレベル戦のテーマについて質問されると「よく聞いてくれましたね」と笑顔を見せた。そして着ていたオリジナルパーカーの胸に印刷された「SETTLE」の文字を報道陣に示した。
「これ新しく発売するパーカーなんですけども(SETTLEには)決着をつけるという意味がありまして。僕とクレベル選手っていうのは2年前に対戦する機運があって、そのときは実現できなかったんですけど、今回対戦することになって。自分としては本当にいろいろな思いがあるので、クレベル選手との戦いに決着つけられるっていう意味は、すごく自分の中で大きいかなと思ってます」と一戦にかける思いを口にした。
クレベル戦が実現しなかった斎藤は21年10月に牛久絢太郎と戦った。飛び膝蹴りによる右眉のカットで出血し、2R4分26秒ドクターストップによるTKO負けで王座から陥落した。さらに同年大みそかの朝倉未来戦、22年4月の牛久との再戦にも敗れ、3連敗の苦しみを味わった。
斎藤は「あの時は防衛戦をやるならクレベルかなって言われていた中で、僕はすんなり決まるかなとは思ってたんですけど、なかなか決まらなくて。会場を変えたり、日程をずらしたり、いろんな話があったんですね。結局実現することができなくて、彼(クレベル)もあの時、僕と試合しないことで、選手人生がちょっとずれたような気がするんですよね。自分もちょっと、ずれたと言ったら変かもしれないすけど」と当時を振り返った。
そして「落としどころがなく、実現できなかったことに対しては、仕方がないんですけどね。立場的にももう自分勝手にできるような状況ではないのも理解してたので。そこはああいう経験をして、他の選手に見られない景色とか、感じられないことは、すごく感じさせてもらったので。今となっては、いい経験だったと思ってます」と過去を消化した上での“決着”だと強調した。
「自分はクレベルと試合するにはすごくいい時期になったと思ってるので。まあ苦しい期間があったと自分では思ってますけど。苦しい期間を乗り越えて自分のターンになったっていう感覚はあります」と、あの3連敗を乗り越え、直近の試合で平本蓮を倒し、いよいよ待ちに待ったクレベル戦を戦える自分への期待感をにじませた。

