プロボクシングWBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が20日、横浜市内のジムで練習を公開した。26日に東京・有明アリーナで、WBC、WBO世界同級王者井上尚弥(30=大橋)との4団体王座統一戦を控えるタパレスはシャドーボクシング、ロープ跳び、サンドバッグなどを披露し、良いコンディションをキープしている様子。井上陣営からは大橋秀行会長(58)、井上の父真吾トレーナー(52)らが視察し、タパレスの動きをチェックした。
以前、大橋会長はタパレスの印象について、フィリピンの英雄で元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)の名前を挙げながら「パンチの回転、速さはパッキャオの良い時に重なる。楽勝ムードはまったくない」と解説。7月に井上が8回TKO勝ちを収めたスティーブン・フルトン(米国)よりも「怖い相手」と表現していた。
今回、ジムワークするタパレスの姿をチェックした同会長は「(やはりフルトンよりも怖さを感じる。バンタム級王者時代より)スーパーバンタム級の方が強くなっている。パンチ力はある。フルトン戦は勝負に勝つか負けるかだったが、タパレス戦は倒すか倒されるかになる」と分析した。
保持する世界ベルト2本を獲得した4月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦のタパレスは、足を止めながら打ち合うシーンも多くみられた。サウスポースタイルから右ジャブ、伸びる左ストレート、右オーバーハンドの返しと打つ好戦的なスタイル。大橋会長は「今回、がっちりとかみ合う、カチッとはまりそうな試合になる」と好勝負になると予想していた。【藤中栄二】

