元K-1スーパーバンタム級王者でプロボクシング前東洋太平洋同級王者の武居由樹(27=大橋)がバンタム級転向初戦に臨む。
26日、東京・有明アリーナでマリオ・ディアス(28=メキシコ)との54・5キロ契約体重8回戦を控える。先月28日付で東洋太平洋王座を返上し、1階級下のバンタム級に転向。「ベルトを返上したので、もう1つ上の段階に上がれるように、目の前の試合をクリアしたい」と意気込みを示した。同興行のメインはスーパーバンタム級4団体王座統一戦となる井上尚弥(30=大橋)-マーロン・タパレス(31=フィリピン)戦が組まれている。
今年7月のロニー・バルドナド(フィリピン)戦は54・0キロ契約体重でファイトした。武居は「前回の試合は(バンタム級リミット)53・5キロに落とすつもりで減量し、バンタム級まで落ちるんだなということを確認している。前回の減量を踏まえ、調子がいいし、ちゃんと減量の仕方もわかっている」との手応えがある。K-1時代から減量には定評があり、ボクシング転向後も武居を担当する元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーからも減量方法を吸収。「八重樫さんにきけば、すべて正解を返してくれる」と全幅の信頼を置いている。
転向8戦目でプロ人生で初めてメキシコ勢を迎え撃つ。右構えのボクサーファイタータイプのディアスの動画は2試合ほどチェック。「テクニックもちゃんとあるし、頑張るタイプ。やりにくさはありますね」と分析。所属ジムの大橋秀行会長(58)は「来年は武居の世界戦を考えたい」と話している。
来年はバンタム級での世界戦が視野に入る武居は「何もさせずに倒して勝ちたい。(ディアス戦を)軽く見ていないし、ちゃんとクリアしなければいけない試合。(世界戦が)いつ来てもいいようにちゃんと準備をしないと。もう目の前に来ているかもしれないけど、もうピリっとはずっとしています。ボクシングに転向してから、ずっとです」と気を引き締め直した。年末は、バンタム級で世界を目指す勇姿を披露するリングとなる。

