「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサーの俳優赤井英和(64)の長男・英五郎(29=帝拳)が親子2代の全日本新人王制覇を目指す。23日、東京・後楽園ホールで開催される全日本新人王決勝戦のミドル級決勝に東軍代表(東日本ミドル級新人王)として出場。ミドル級決勝(5回戦)で西軍代表(西日本新人王)の冨永一希(23=仲里)と拳を交える。

22日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットより300グラム少ない72・2キロ、対する冨永は200グラム少ない72・3キロでそれぞれクリアした。80年度のスーパーライト級全日本新人王の父英和氏に続く親子2代の新人王獲得へ、勝利最優先で戦う意気込みを示した。

赤井は「負けたら後がない。とにかく勝たないといけない。勝ったら『ロッキージュニア』とか周りで言ってもらえれば良いが、それは後からついてくるもの。勝たないとそれを言っても見てももらえない。この決勝は試合内容と勝つことです」と集中力を研ぎ澄ませた。

対戦相手となる冨永は日本拳法で高校4冠を獲得している身長185センチの左ボクサーファイター。父英和氏からもサウスポー対策のアドバイスをもらったという。相手の身長は6センチ高く、リーチ差もありそうだ。過去の試合動画をチェックし、冨永の目の良さを警戒している赤井は「がむしゃらにいったら危ないかなと。相手のスタイルで戦うのではなく、自分主体で攻めていきたい。今回はプレッシャーとタイミング、そして自分の距離で戦いたい」と静かに燃えていた。