プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(26=M・T)が5日、スパーリング合宿先の米ロサンゼルスから帰国した。24日に東京・両国国技館でWBC世界バンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(27=メキシコ)に挑戦する。1月4日から渡米し、約1カ月間、師事するルディ・エルナンデス・トレーナーのもとで、計146ラウンドのスパーリングを消化したという。

中谷は「長いので1日16ラウンドもやりました。アグレッシブにできるように体も作ってきたし、手数も出せるようにしてきた。状況によって発揮できる状態にもってきました。メンタルも鍛えられましたね」と手応え。日本男子7人目となる世界3階級制覇に向けて順調な調整ぶりをうかがかせた。

サンティアゴ対策も十分練ってきた様子で「タフな王者なので、メンタルも削っていかないといけない。いつでも発揮できる、長いラウンドでも発揮できる状態をつくっておかないといけない。長いラウンドの中でも集中してテーマを持ってできた」と明かした。

今回の試合のテーマは「頂きます」。世界3階級制覇、WBC世界バンタム級王座を奪うなどの意味を込めている。この日も「頂きます」との文字がデザイン化された特製Tシャツを着用。「チャンピオンに挑戦するという気持ちも込めています」と力を込めた。

中谷は、昨年5月に米ラスベガスで臨んだWBO世界スーパーフライ級王座戦で元WBA王者アンドルー・モロニー(オーストラリア)を12回TKO撃破。同9月にアルヒ・コルテス(メキシコ)に判定勝ちした後、王座を返上してバンタム級への転向を決めていた。