プロボクシング日本フェザー級王者松本圭佑(24=大橋)が2度目の防衛戦に臨む。22日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル110大会(日刊スポーツ新聞社後援)で同級1位前田稔輝(27=グリーンツダ)の挑戦を受ける。日本王者が最強挑戦者を迎えるチャンピオンカーニバルの一戦となる。21日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、松本はリミット57・1キロでクリア。前田は200グラム少ない56・9キロでパスした。

試合日となる2月22日は松本が所属ジムの創設30年の節目となる。父好二トレーナー(54)、大橋秀行会長(58)のタッグでスタートした大橋ジムで、キッズ年代からボクシングを続けてきた松本だけに思い入れはある。「調子は絶好調です。しっかり勝ち星を挙げたい」と気持ちを高揚させた。日本拳法10冠で、2度目の王座挑戦に燃える前田を迎え撃つ立場。「相手は技術も気持ちもある選手。ハイレベルな、高尚な試合になる。楽しんで戦いたい」と王者らしく平常心を貫いた。

挑戦者の前田は22年12月、当時のWBOアジア・パシフィック、日本フェザー級王者阿部麗也(KG大和)に挑戦も判定負け。試合途中であごを2カ所骨折する大けがを負った。約1年2カ月ぶりにつかんだ日本王座再挑戦。「阿部選手との試合で悔しさとボクシングの怖さを感じた。あごを折って人生で一番痛かった」と振り返る。試合日の22日には所属ジムの本石昌也会長の48歳の誕生日となる。本石会長から「明日は稔輝が勝利で祝ってくれると思う」と期待を寄せられた。前田は「お互いに一発で倒す力を持っている。一瞬でも気が抜けない。緊張感ある試合がしたい」と強い決意を口にしていた。【藤中栄二】