東洋太平洋スーパーライト級王者の永田大士(34=三迫)が、WBOアジア・パシフィック同級王者の井上浩樹(31=大橋)に2-0の判定勝ちを収めて王座統一に成功した。

4回には井上の猛攻を受けて動きが止まる場面もあったが、その後は最後まで粘り強く前に出て攻め続けた。「(井上のパンチは)もろガツンときた。パンチをもらうのは覚悟していた。判定は分からなかったけど、力を出し切った。結果を聞く前に、悔いはなかった」と、満足げに試合を振り返った。

永田は20年7月に日本同級王者だった井上と対戦して、7回負傷TKO勝ちを収めて王座を奪取。その後、引退を表明した井上が22年2月に現役復帰し、昨年8月にWBOアジア・パシフィック王座に返り咲いた。永田も22年12月に東洋太平洋王者を獲得しており、3年7カ月ぶりの再戦が統一戦として実現した。

「前回戦ったときより強くなっていた。実感として伝わってきた。彼には(井上尚弥の)いとこというブランドがつきまとう。常に比較される。その中でも彼は彼なりに頑張っている。そこをリスペクトしている」と永田。試合後に再び引退を示唆した井上について「それは彼の人生なので僕はとやかく言えない。頑張ってもらいたいです」と、敬意を込めて語った。【首藤正徳】