同級1位の田中恒成(28=畑中)が、大差判定勝ちで日本選手3人目の4階級制覇を成し遂げた。同級2位クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)から8回にダウンを奪うなど圧倒。ジャッジ1人は11点差の判定3-0で約3年2カ月ぶりの世界戦で王座奪取を果たした。今後は唯一の黒星を喫したWBA同級王者井岡一翔(志成)もターゲットに、同級の4団体ベルト統一を目標に掲げた。

○…田中の兄で東京五輪ボクシング男子フライ級銅メダルの亮明氏(30=中京高教諭)がリングサイドで観戦した。「世界王者に戻ってほしいと願っていたのでホッとしました」と言いつつ、「本音は倒してほしかったですけどね」と笑顔で話した。両国国技館は自身が日本選手同級61年ぶりのメダル獲得を成し遂げた地。「思い出しますね」と自身の快挙もかみしめた。

【ボクシング】田中恒成、日本選手3人目の4階級制覇!バカセグアに3-0判定勝ち/ライブ詳細