WBA世界バンタム級王者井上拓真(28=大橋)が初防衛に成功した。

同級9位の元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)の挑戦を受け、9回TKO勝ちを収めた。

WBC世界同級暫定王者時代にはなし得なかった初防衛に成功。トリプル世界戦の大舞台で、世界戦初メインイベンターを勝利で締めくくった。

大橋ジムの大橋秀行会長は「今日は兄貴(尚弥)を超えたという感じです」と笑顔。強敵を撃破し「拓真にとっても過去イチの試合内容。打ち合ったことに大きな意味がある。壁を破って、新しい井上拓真が誕生した」とたたえた。

父真吾トレーナーは、練習での意識の変化を勝因に挙げた。「意識で常に、常に、常に。それを出してくれた。引き出しや幅がちょっとずつ増えて、広がってきた」。次男の成長にうなずきつつ「試合内容は良かったが、課題も見えた」と締まった口調で振り返った。

【ボクシング】王者井上拓真が強敵撃破で初防衛に成功 9回KO勝利/世界戦ライブ詳細