格闘技イベントRIZINを主催するRIZINファイティング・フェデレーションは24日、都内で追加対戦カード発表記者会見を行った。
会見では「RIZIN47」(6月9日、代々木第1体育館)および「超RIZIN3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カードが以下の通りに発表された。
その中で「超3」に出場する芦澤竜誠(29)が「これやる必要あんの? MMAで皇治と再戦、やる必要ないだろ! 1年前に大阪(RIZIN41)のメインで(キックルールで)皇治に勝ってんだから」と一方的に対戦相手の皇治(35)を“口撃”。そこから皇治も応戦して大乱闘に発展した。さらに芦澤は勝手に「ベアナックル(素手)でやろうぜ! ベアナックルならやるわ。お前とケンカしてえよ」と種目変更を要求したが、会見が進行できないほど荒れたため、そのまま2人は退場させられた。
その後、落ち着きを取り戻した皇治だけが壇上に戻り、対戦相手との撮影では芦澤の代わりにRIZINガールと写真に納まった。
会見後の囲み取材ではRIZIN榊原信行CEOも芦澤の言動に苦笑するしかなかった。「(芦澤がMMAでの対戦を)了承してなければ、僕らも発表してない。無理して、何も決まってないのに連れてきてるわけではないんだから」と話し、突然ベアナックル戦について言い出した芦澤について首をかしげた。そして「みなさんの前に出てきて、ファンに届くような形の配信が組まれてという中で、また違う思いが降って湧いたんじゃないですか」と苦笑いするしかなかった。
芦澤VS皇治の一戦をベアナックルルールに変更するかどうかについて、榊原CEOは「ベアナックル側(ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ=BKFC)がレフェリーを呼んできて、ベアナックルファイトとしてやったのが、この前(RIZIN46)の篠塚(辰樹)の試合。JMOC(日本MMA審判機構)の中でも、今(ベアナックル戦のレフェリングを)勉強し始めているところだから」と話し、まだ日本の団体が自前のレフェリーでベアナックル戦を行える状況にはないと説明した。
ただ「超3」では今後、追加対戦カードとしてBKFC提供のベアナックル戦が発表される見通しだ。その場合には芦澤VS皇治の試合をベアナックル戦に変更する可能性はゼロではないという。退場処分から壇上に復帰した皇治は「オレ、ベアナックルほんま強いですよ、たぶん。だってナマズ(芦澤)のこれ(乱闘中にほおに受けたパンチ)キスマークかと思うくらい、なんともなかったもん。死んでまうんちゃう? 彼。僕、言うても(芦澤に)負けてるんで、向こうがベアナックルがいいって言うならそれで良いですよ」と種目変更に柔軟な姿勢を見せた。
芦澤は乱闘中に「あんなヤツとMMAやってもしょうがねえだろ。RIZINファンのみんな、こんなMMA素人同士の試合見たくねえだろ。今回、盛り上げてえんだよ、オレは」と、ベアナックル戦は大会を盛り上げるためだと主張していたが、芦澤が去った後の会見は、ただ寒いだけだった。
<RIZIN47追加カード>
▼オープンフィンガーグローブ・キックボクシングルール(肘あり)3分3R(62キロ)
梅野源治(PHOENIX) VS 魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
<超RIZIN3追加カード>
▼MMAルール5分3R(66キロ)
斎藤裕(パラエストラ小岩) VS 久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)
▼同(59キロ)
所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス) VS ヒロヤ(ジャパン・トップチーム)
▼同(61キロ)
芦澤竜誠(フリー) VS 皇治(TEAM ONE)
▼同(66キロ)
鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM) VS YA-MAN(TARGET SHIBUYA)

