元世界2階級制覇王者で同級3位の亀田和毅(33=TMK)が“因縁”に決着をつけた。

昨年10月に僅差の判定で敗れた同級2位レラト・ドラミニ(30=南アフリカ)との再戦。和毅はガードを上げて前に「圧」をかけ続けるファイタースタイルでドラミニを圧倒。5回に猛連打でダウンを奪い、その後も攻め手を緩めず、判定勝ちした。

前回対戦での敗戦後、和毅は父の史郎氏に「おやじ、頼むわ」とトレーナーを請うた。史郎氏は今までのスタイルをすべて捨てさせて、攻撃的なファイタースタイルを一から構築した。和毅も前日計量後に「今のスタイルをやれば熱い試合になる。明日、進化したところ見てほしい」と自信たっぷりに語っていた。

言葉通り、熱い戦いを12ラウンドやり遂げた。最後は嵐の連打でドラミニがロープの外に転げ落ちたが、スリップダウンの判定で試合終了のゴング。ジャッジは意外にスプリット判定(114-113、116-111、113-114)も勝利は和毅が手にした。

「判定は考えていなかった。1ラウンドから倒すことしか考えてなかった。下がることなく、最後まで前に出たけど、あの判定なんでね。考えないといけない」

苦笑いを浮かべながらも先を見る。「挑戦者決定戦なんで。もっとトレーニングして3階級制覇します」。かつてスパーリングもしたことがあるという同級王者アンジェロ・レオ(米国)との一戦へ、早くも気持ちを飛ばしていた。

【動画】亀田和毅の猛攻に対してドラミニはステップで捌き続ける

【動画】進化した亀田和毅の猛攻 怒涛のラッシュで宿敵ドラミニからダウンを奪い取る