プロボクシング元3団体統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(34=英国)が捲土(けんど)重来のリングに臨む。

21日(日本時間22日未明)に英ロンドンのウェンブリー・スタジアムでIBF同級3位として、同級王者ダニエル・デュボア(27=英国)に挑戦する。20日、同地にあるトラファルガー広場での前日計量に両者そろって出席。248・6ポンド(約112・7キロ)でパスした王者デュボアに対し、ジョシュアは252・5ポンド(約114・5キロ)でクリアした。

21年9月に現3団体統一同級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に敗れて王座陥落したジョシュアは22年8月の即再戦でも敗れた。キャリアのドン底まで落ちたものの、その後4連勝。前WBC世界同級王者タイソン・フューリー(英国)と互角以上のファイトをみせた元UFC同級王者フランシス・ガヌー(フランス)にも今年3月に2回KO勝利してきた。デュボアに勝って王座返り咲きすれば、3団体統一王者ウシクとの3度目対決で4団体統一を目指せる立場になる。

自らの野心を思い出すかのようにジョシュアは言った。「自分は庭にいる戦士にはなっていない、まだ戦場にいる。まだバラの匂いは感じていない。ただただ血のにおいだけを感じている。自分自身を剣闘士だと思っている。明日はアリーナに足を踏み入れ、血と内臓と栄光を見るのが好きな人たちのためにパフォーマンスを披露する。興奮していて、皆さんのためにパフォーマンスする準備ができている」。再び世界トップ戦線も戻ってきたことをリングで証明する覚悟だ。

一方、王者デュボアは今年6月、サウジアラビアでフィリップ・フルゴビッチ(ウクライナ)との同級暫定王座決定戦に臨んで8回TKO勝利。4団体統一同級王者だったウシクがIBF王座を返上したことで、正規王者に昇格した。プロモーターの意向で「挑戦者」の立ち位置で計量、写真撮影に応じたデュボアは「これには多くの作業が費やされた。ただ自分は出番を待つだけ。話し合いは終わった。もう戦う準備はできている。リングに上がって戦う時が来た。行くぞ」と気合十分だった。