メインイベントでNJPW WORLD認定TV王座戦15分一本勝負が行われ、1・11サンノゼ大会での同王座戦で両者リングアウトに終わった王者エル・ファンタズモ(38)とジェフ・コブ(42)が、再びベルトを懸けて激突(1・11はファンタズモのドロー防衛)。
ファンタズモが12分45秒、サンダーキス'86(最上段からのダイビング・ボディプレス)でコブから3カウントを奪取。2度目の防衛に成功した。
途中、コブがブレーンバスターのようにファンタズモを持ち上げながら場外の階段を上っていき、一方ファンタズモは入場ゲートの上からコブへダイブするなど危険な戦いが続いたが、終盤ファンタズモがうまさを発揮。コブのツアー・オブ・ジ・アイランド(スインギング・パワースラム)を十字固めやDDTで切り返すなど、相手の必殺技を何度も回避。最後はトップロープから高々と飛んでコブの体を圧殺し、王座を防衛した。
ファンタズモは昨年10月、検査で小さながん腫瘍が発見され、長期欠場を余儀なくされた。そして今年1月4日の東京ドーム大会で復帰し、新日本では自身初のシングルタイトル戴冠となるNJPW WORLD認定TV王座を手にした。そんな苦労があったからか、この日の試合後のマイクでは周囲の人々へ感謝の言葉を述べ続けた。
ファンタズモは「久しぶりにメインイベントに戻ってきたけど、この場を俺のためにじゃなくて、他の人のために使いたい」と話しだし「僕に歓声はいらないから(東北巡業で)裏方として働き、昨日、9時間半かけてバスを運転して、後楽園まで連れてきてくれたスタッフたちに歓声を!」「新日本プロレスを撮影してくれている、ここにいるカメラマンたちにも拍手を! 僕は13分しか試合してないけど、彼らは3時間ずっと撮影を続けているんだ」「解説席のミラノと棚橋にも歓声を! 彼らは13分しか試合していない僕よりハードに働いている」「ライブで見ている12人のファンのために英語実況をしている彼にも拍手を! そして隣に座ってるクラーク・コナーズ、お前はファック・ユーだ」「レフェリーの人たち、そして試合があるたびに毎回リングを設営し、そして撤収してくれているスタッフたち、ありがとう」などと続けた。
ファンタズモは「バックステージで働いている人たちは、僕以上に愛されるに値する。だからレスラー以外で新日本プロレスの運営に関わってくれているすべての人たちにめちゃくちゃ大きな歓声を送ってほしい!」と話し、最後に、試合の予定はないものの大阪大会(11日)に行くことを明言し「近いうちに会おう!」と大阪のファンへ呼びかけていた。

