東京女子プロレス大田区大会「GRAND PRINCESS '25」のメインイベントでプリンセス・オブ・プリンセス王座戦(30分一本勝負)が行われ、この日、30歳の誕生日を迎えた王者瑞希が21分14秒、変形フェイスロックで挑戦者辰巳リカ(33)からタップを奪い、初防衛に成功した。
瑞希が東京女子に参戦し始めてから約8年の付き合いになる2人だが、シングルでは初対決。瑞希に思いを寄せる辰巳が過去にABEMAの番組の中でガチ告白したこともあり、勝敗とともに恋の行方も注目される一戦となった。
試合が始まると、お互い遠慮なしにエルボーや張り手を繰り出した。辰巳がドラゴンスリーパーで締め上げれば、瑞希はダイビングフットスタンプを辰巳の腹部に突き刺した。
終盤、辰巳はバックブリーカーからスリーパー、そしてドラゴンスリーパーに移行。瑞希がこれをロープエスケープすると、辰巳はツイスト・オブ・フェイト(ダイヤモンド・カッター)を瑞希に見舞った。
しかし瑞希はコーナーに上った辰巳にエルボーを食らわせ、逆に雪崩式キューティースペシャル(変形ブロックバスターホールド)でたたきつけた。そして最後はフェイスロックでとらえ、ロープが近づくと場所を変えてさらに絞り上げた。たまらず辰巳がタップし、瑞希の勝利が決まった。
瑞希は試合後「リカさん、ずっと好きでいてくれてすごくうれしいです。でもリカさんが思ってるほど、そんなにいい子じゃないけど、私そんなにホントに…なんですけど。でも今日試合をして、少しだけリカさんのことが分かったし、もっともっと大好きになりました!」と辰巳と抱擁した。
瑞希はバックステージで「リカさんのことを少しだけ分かったけど、また程よい距離でいるかもしれないし、タッグを組むくらい仲良くなるかもしれないし」と話し、今後の関係性については「ご想像にお任せします」とはぐらかした。それでも「リカさんのおかげで自分のことも少し好きになれてるし、そんなリカさんがすてきだと思ってくれるような人間でありたいなって思う」と、辰巳からの愛情については感謝の言葉を口にした。
瑞希は試合中のバチバチの打撃戦について聞かれると「改めて初めてのシングルだったんだなって感じたし、リカさんがビンタしてくるとも思わなかったし。でもそれだけ真っすぐ伝えてきてくれてるんだなっていうのが分かって、うれしかったです。痛かったですけどね」と笑顔を見せた。
一方、2度目の戴冠には届かなかった辰巳は瞳を潤ませながら「みずぴょんともずっと一方的な片思いだって思ってて。だけど今日は確かに思いがつながる瞬間があったから、私はもうそれだけで良かった。だから私は幸せです。それにまた前を向けるって思える試合だったから良かったです」と振り返った。
瑞希が「タッグを組むくらい仲良くなるかもしれない」と話したことを伝え聞くと「本当ですか? もちろんですよ。今日だって欲を言えば思いが通じ合ってタッグを組みたいって思ってたから。イエスです。組んで欲しいです」とタッグ結成を熱望していた。

