日本フライ級王座決定10回戦で、元王者となる同級1位の永田丈晶(27=協栄)が王座返り咲きに成功した。

同級2位の元WBOアジア・パシフィック同級王者山内涼太(30=角海老宝石)と日本王座ベルトを懸けて激突。2-0(95-95、96-94、97-93)の判定勝利。23年4月以来、約2年ぶりの再戦で返り討ちし、同年7月の初防衛戦で同王座から陥落して以来、約1年9カ月ぶりの王座返り咲きを果たした。

前半終了時の途中採点で1-2でリードを許していたが、スタミナと手数に定評がある永田は中盤から反撃を開始。サウスポースタイルから次々とワンツー、ボディー攻撃で攻め続け、最後に競り勝った。逆転勝利で約2年ぶりの再戦にも勝った永田は「山内選手は強かった。2年前はチャンスが回ってきてうまく王者になることができたが、その後に2連敗。本当に落ち込んで辞めようとも思った。でも本当に奥さんやいろいろな方、ジムの方々に支えられて強い相手に勝てた。本当に良かったです」とベルトをみつめながらほっとした表情を浮かべた。

3月24日には茜夫人との間に第1子となる長男・晶己(しょうき)くんが誕生したばかりだった。永田は「無事に生まれてきてくれて、奥さんにも感謝だし。晶己にも感謝したい。取れて良かったです」と満面の笑み。前回の王者時代は初防衛戦で敗れていたこともあり「先のことを言うと、ずっこけてしまうので、しっかりと1歩1歩防衛を重ねて1勝ずつ取っていきたい」と決意を新たにしていた。【藤中栄二】