ラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇王者の吉成名高(24=エイワスポーツジム)がまた圧倒的な強さを見せて連勝を37に伸ばした。
セミファイナルのスーパーフライ級(-52.16キロ)OFG(オープンフィンガーグローブ)ムエタイ3分3回で、チョークディー・ペッセーントーン(タイ)と対戦。開始早々に強烈な左ボディストレートでダウンを奪うと、直後に三日月蹴りで2度目のダウンを奪取。最後は1回1分59秒、またも左ボディストレートを打ち抜くと、相手はもんどり打って、もはや立つことはできなかった。
この試合がOFGムエタイ3戦目。ますますその感覚になれてきたもようで、1度目のボディストレートの時に「おなかに打った時の感触で(相手が)立てないかなと思ったぐらいの感触だったので。(腹筋が)ぐにゃんってなりました」とその感触を振り返った。
そして「ボディの感触? めちゃくちゃ気持ち良いです(笑い)。OFGは自分の指もむき出しだし、相手のパンチを避けるのもすごいスリリングだし、楽しいですね」と笑顔を見せた。
吉成は試合後、今後の“進路”について明言。3月の日本大会で初参戦したONEに本格的に参戦していくことをメインに考えていると明かした。
吉成は「最近、ラジャで(王座を)獲った選手がONEに出て負けてしまうことが結構多くて。ONEの攻撃的なムエタイが、今までの歴史的なムエタイをぶった切るみたいな試合が多いんで。自分はその(伝統的な)きれいなムエタイを使って、新しいムエタイを超えていきたい」と意欲を見せ、「今までやってきたところの誇りが自分にもあるので。これまで培ってきたものが強かったっていうのを、ONEで頂点になることで実感できると思うので。そのスタイルを貫きたい」と、ラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇王者のプライドをのぞかせた。
ONEには現在、吉成の階級である男子アトム級(-115ポンド=約52.16キロ)ムエタイ世界王座は設定されていない。だがチャトリCEOは王座新設について言及しており、吉成も「できたら真っ先に獲りに行きたいです。初代チャンピオンって格好良いじゃないですか」という。
この日、リングサイドにONEでの先輩でもある武尊が観戦に訪れた。吉成は「試合後に少しお話させていただいたんですけど『すごかった。やばかった』って言っていただいてうれしかったですし。武尊選手も現役続行することを発表されて、自分もすごくうれしかったですし。また武尊選手と一緒に戦う日が来たらいいなと思って。自分も勝ち続けることでそのチャンスがまたあると思うので、頑張ります」と話した。【千葉修宏】
<SPACE ONE×BOM全成績>
▼プレリミナリーファイト第1試合 70キロ契約ムエタイ3分3回
○佐藤大稀(湘南格闘クラブ) (判定3-0) ×財津大樹(TEAM BEYOND)
▼プレリミナリーファイト第2試合 64キロ契約ムエタイ3分3回
○吉瀧光(KING LEO) (KO・3回1分42秒) ×宇宙・フライスカイジム(FLY SKY GYM)
▼第1試合 58キロ契約ムエタイ3分3回
○吏亜夢(ZERO) (KO・1回2分42秒) ×ラット・モリモトジム(タイ)
▼第2試合 66キロ契約キックボクシング3分3回
○イー・ユーシュエン(中国) (KO・2回46秒) ×上西勇弥(TEAM Hi-UP)
▼第3試合 58キロ契約ムエタイ3分3回
○ダウサゴン・バンバンジム(タイ) (判定3-0) ×しょーい(湘南格闘クラブ)
▼第4試合 61キロ契約キックボクシング3分3回
△ジャン・ロンロン(中国) (判定0-0) △羅向(ZERO)
▼第5試合 72.5キロ契約OFGムエタイ3分3回
○MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A) (KO・2回2分53秒) ×高木亮(Team Preceding)
▼第6試合 フェザー級(-57.15キロ)ムエタイ3分3回
○品川朝陽(エイワスポーツジム) (KO・3回2分17秒) ×パランペット・チョーチャンピオン(タイ)
▼第7試合 52.5キロ契約キックボクシング3分3回
○黒田斗真(TEAM FORWARD) (KO・1回55秒) ×シワラット・ウォーリンティダ(タイ)
▼第8試合 -52キロ契約OFGムエタイ3分3回
○奥脇竜哉(エイワスポーツジム) (判定3-0) ×ゲンウボン・ポーラックブン(タイ)
▼第9試合 54.5キロ契約キックボクシング3分3回
○松田龍聖(大原道場) (判定3-0) ×シェン・イージュオ(中国)
▼第10試合セミファイナル スーパーフライ級(-52.16キロ)OFGムエタイ3分3回
○吉成名高(エイワスポーツジム) (KO・1回1分59秒) ×チョークディー・ペッセーントーン(タイ)
▼第11試合メインイベント キックボクシング・ライト級王座戦3分3回延長1回
王者城戸康裕(谷山ジム) (判定3-0) 挑戦者ワン・カイフォン(中国/同級1位)

