大橋ジムが初めて関西で自主興行を開催した。
22年世界ユース優勝を誇るアマ7冠で兵庫県出身の坂井優太(20=大橋)が、日本ユースバンタム級王座決定戦に登場。宮下椋至(23=JM加古川)と8回戦で対戦した。
サウスポー同士の一戦となった。
坂井は、伸びやかな右ジャブから左ストレートの打ち下ろしをヒット。前進してくる宮下を相手に、軽快なフットワークを見せながら、試合の主導権を握った。特に右ジャブは、相手の顔面を何度もヒット。ジャブの相打ちも許さないスピードと的確さを見せた。
2回も坂井が一方的にパンチを当てる展開となった。右ジャブを伸ばして左ストレート、さらにフェイントをまじえた右フックをクリーンヒットさせた。左からの連打で宮下をグロッギーに追い込み、レフェリーが試合を止めた。
2回1分43秒TKO勝ちでプロとして初めてのタイトルを手にした。戦績は4勝(4KO)となった。
坂井は、理想のボクシングについて「打たせず打つ、一方的に試合を運んで、倒せる時が来たら倒す。今日は僕の中ではできたかなと思います」と納得の表情。
自己採点を聞かれると「70点ぐらいにしておきます」と苦笑い。「もっと序盤から気楽にやれればよかった。まだちょっと硬いです」とした。
大橋会長は「リカルド・ロペスみたい」と最大級の賛辞を送った。
坂井は、今後に向けては「まだまだもっと強くなれる。他人と比べるよりも、自分自身がしっかり精進したい」と冷静だった。【益田一弘】

