プロボクシングWBA世界ライトフライ級1位高見亨介(23=帝拳)が18日、東京・新宿区の所属ジムでプロ10戦目での世界初挑戦に向けて練習を公開した。
30日、横浜BUNTAIで同級王者エリック・ロサ(25=ドミニカ共和国)への挑戦を控え、高見は「プロ10戦目での世界挑戦。自分のボクシング人生の大きな分岐点となる試合だと思う。早く試合がしたい。楽しみだなという思いが強い」と胸を躍らせた。
世界初挑戦、プロ初のサウスポーとの対決、そしてプロ初のアジア圏以外選手との対戦となる。アマ戦績356勝4敗、世界2階級制覇している無敗王者という強敵となるものの、高見は「すごく上手い選手でディフェンスも上手くて足も使ってポイントアウトする。長いラウンドにいってもしっかりと仕留め切れるように。最後は倒して終われる展開にしたい」と自信を示した。軽量級ながら77%という高いKO率を誇るだけに倒すことへのこだわりも胸に秘める。
公開練習では、ロサと同じサウスポーで同門の日本ミニマム級王者松本流星(27)と2回のスパーリング、そして田中繊大トレーナー(53)と米国人トレーナーのオギー・サンチェス氏(47)とのミット打ちをそれぞれ披露。所属ジムの本田明彦会長から「うちの秘密兵器」という期待を受け、12年ロンドン・オリンピック(五輪)男子ミドル級金メダルで元WBA世界同級スーパー王者村田諒太氏以来となるトレーナー2人体制が敷かれた。
米ラスベガス出身のサンチェス氏は5月から所属ジムのトレーナーとして来日。アマ時代、50戦無敗で引退した元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)を最後に倒した米国人として有名で、WBO世界フェザー級王者ナジーム・ハメド(英国)にも挑戦している。米国ユース代表のヘッドコーチも務めるなど経験豊富なトレーナーだ。高見は「オギーは日々、違うトレーニングで変化があるので良い練習ができている。繊大さんは小さい頃から教わっているし、いつもくだらないジョークと元気ももらっている」とタイプの違う指導者からの刺激も大きい。今回のトレーナー2人体制などを含め、大きな期待を寄せられている自覚があり「やっぱり期待もすごくされているので、なおさらしっかりと勝ちきらないといけない」と口にした。
サンチェス氏は「試合日の夜に勝利をつかむためのゲームプラン、作戦をどううまくやれるかを考えてトレーニングしている」と手応え。所属ジムの浜田剛史代表(64)は「言われたことをその場ですぐにできる。本番になると、度胸の良さがある。あれこれ言う必要がない。10戦目で相当な勢いがある。勢いのまま走らせたい」と後押ししていた。

