第1試合のフライ級(-135ポンド=約61.2キロ)キックボクシングで陽勇(22=Team Mehdi Zatout/TEAM3K)が、ジョーダン・エストゥピニャン(22=コロンビア)と対戦。ONE2戦2勝だった強豪を相手に3回1分45秒、TKO勝ちを果たした。陽勇はこれでONE4連勝。プロ通算では12戦12勝(5KO)に成績を伸ばした。

1回、2回と高度な技術戦が展開された。陽勇はカーフ、ミドルを積極的に蹴り、さらに左ストレートを中心にカウンターのパンチをヒットさせた。だがエストゥピニャンも前へ前へと圧力をかけ、左右パンチをねじ込んだ。2回終了時点ではエストゥピニャンが手数でやや上回る印象だった。

だが3回に入ると陽勇が一気にギアを上げた。相手の左ジャブをヘッドスリップさせて左ストレートをたたき込むと、エストゥピニャンがマットに手をついてダウン。さらに陽勇は左の飛びヒザ蹴りをエストゥピニャンのアゴにジャストミートさせた。これで2度目のダウンを奪取。最後はフラフラの相手をコーナーにつめて左右パンチを連打するとレフェリーが試合を止めた。

陽勇は当初、ONEフライ級キックボクシング5位のタギール・カリロフ(ロシア)と対戦予定だった。だがカリロフが負傷欠場。急きょエストゥピニャンとの対戦が決まった。エストゥピニャンは直前の変更だったが、見事なTKO勝利でボーナス5万ドル(約725万円)も獲得した。

陽勇は試合後のインタビューでまずタイ語で「サワディーカップ!(こんにちは)」「ディージャイ(うれしいです)」とあいさつ。そして「1ラウンドと2ラウンド目はちょっとエストゥピニャン選手の力量を見るっていうか、そういうのでちょっと硬くなってしまったのと。3ラウンド目はもうあと3分やったんで、全然体力は余ってると思って自分のやることをしっかりやろうと思って倒しにいきました」と納得の笑顔で振り返った。