第7試合で第15代インターナショナル・プリンセス王座決定戦が行われ、遠藤有栖(27)が10分59秒、什の掟(じゅうのおきて、変形ヘラクレスカッター)でプリシラ・ケリー(28)を仕留め、うれしいシングルベルト初戴冠を果たした。

病気欠場中の宮本もかが返上したベルトをかけ、当初は有栖とジェイダ・ストーンが戦う予定だった。しかし膝の負傷のため、試合3日前にストーンの欠場が発表され、急きょ有栖と、7年ぶり東京女子参戦となるケリーが王座を争うことになった。

試合は、WWE(NXT)でも戦ってきたケリーが序盤は押す展開。体格で勝るケリーが有栖をコーナーに押し込んでのヒップ攻撃や低空ドロップキック、顔面キックなどで試合を優位に進めた。

しかし先日まで行われていた東京プリンセスカップで準優勝し、自信をつけた有栖が5分過ぎから反撃。エプロンから飛び降りながら鶴ケ城(断頭台式ニードロップ)を見舞い、リングに戻るとキャメルクラッチで締め上げた。

有栖はキャメルクラッチのまま持ち上げられ、背中からマットにたたきつけられたが、すぐさま胴締めスリーパーでケリーを捕獲した。

さらに体勢を入れ替えてもう1度キャメルクラッチ。これはケリーがロープエスケープしたが、有栖はその後の打撃戦でも相手の重いエルボー、キックを浴びながらもひるまない。ハーフネルソンスープレックスを被弾したが、水車落としでお返しし、スーパーキックから什の掟につなげた。

有栖は「やっと、やっと獲れました! 今まで1人で頑張って、目に見える勲章がなかったから。今回でやっと、人生初めて手に入れた(シングルの)ベルト。重い、重い。初めてこれに触れて、もっと自分自身も大きくなって、このベルトと一緒においしいものとか、楽しいところにいっぱい連れてって、遠藤有栖の色にします」と宣言。ベルトを持ってこってり系ラーメン店やディズニーランドに行きたいという夢を語っていた。