プロボクシング元世界4階級制覇王者で現WBA世界バンタム級9位の井岡一翔(36=志成)が12月31日、東京・大田区総合体育館でマイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)との同級挑戦者決定戦の臨むと27日、発表された。昨年5月に当時のWBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に敗れて以来、約7カ月ぶりの再起戦となる。オルドスゴイッティはプロ戦績15勝(14KO)1敗とKO率87・5%を誇る強敵となる。

28日、東京・目黒の所属ジムで会見した井岡は「バンタム級初戦でWBAにこのようなチャンスをいただけてうれしく思う。大みそか良い内容で勝ってタイトル戦につなげたいと思う」と抱負を述べた。WBAから指定されたオルドスゴッティは来月にはWBAランキングするという。井岡は「まだ自分の練習に打ち込んでいるので、1試合だけ見た。サウスポーと対戦している映像で、参考にできるようなものではなかった。今度、対戦相手の映像を見ていき、試合に向けた調整、仕上げにいきたい」と決意を示した。

10月末の所属ジム興行のリングに立ち、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級に続き、日本男子初の世界5階級制覇を狙う意向を示した。井岡は「現実的にバンタム級に挑戦する上で取り組みを変え、自分のベースはもちろんあるが、今までやってきたことを大きく、こういうきっかけで破壊して。自分の再生に向けて新たな取り組みだったりとか、練習中での意識だったり、大きく変えるように意識している」と“破壊”という言葉を使って新たなチャレンジに取り組んでいる。

バンタム級にはWBA正規王者が堤聖也(29=角海老宝石)、WBC王者が井上拓真(29=大橋)と日本勢が多い。

「そういった選手と戦いたい思いでバンタム級に上げたので。バンタム級の日本選手が多く活躍していて、自分がバンタム級に上げることでより盛り上がって。自分が世界王者に返り咲きたい思い。そんな試合が実現できるように、まず大みそかに勝ってそういう試合を実現したい」

過去12度、戦ってきた恒例の大みそかで迎えるバンタム級初戦へ、さらに「進化」した井岡一翔をみせる構えだ。