21年に日本人初の世界選手権金メダリストとなったWBC世界スーパーフライ級1位坪井智也(30=帝拳)は“世界前哨戦”が無効試合となった。

30歳初戦、プロ転向4戦目で元2階級制覇王者ペドロ・ゲバラ(36=メキシコ)との同級10回戦に臨んだが、2回途中、坪井の頭にゲバラの顔面が直撃。偶然のバッティングでゲバラが倒れ込んで動けず、同回0分33秒で続行不能となった。坪井は「練習したことを出す間もなく残念」と振り返った。

昨年11月、元WBC世界同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)を8回TKO撃破して以来、約5カ月ぶりのリングだった。WBA、WBC、WBO世界同級統一王者ジェシー・ロドリゲス(26=米国)を標的にする“ゴールデンボーイ”には国内最速タイの5戦目での世界王座獲得の記録がかかる。坪井は「僕自身は何もけががない。次につながったので良かった」と淡々と話した。

◆坪井智也(つぼい・ともや)1996年(平8)3月25日、静岡・浜松市生まれ。小1から6年間、空手を学ぶ。小6時に同市リードジムで競技を開始。浜松工から日大に進学し、全日本選手権ではライトフライ級4連覇。21年の世界選手権でバンタム級金メダルを獲得し、同じくウエルター級で金メダルを獲得した岡沢セオンとともに日本人初の「世界金」を達成。24年末まで自衛隊に所属。今年1月に帝拳ジムからのプロ転向を表明。今年3月、2回TKO勝ちでプロデビュー。アマ戦績は106勝(10KO・RSC)25敗。愛称はトリックスター。既婚。身長160センチの右ボクサーファイター。

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