<プロボクシング:東洋太平洋ウエルター級王座決定戦、日本同級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール◇観衆2150人

 挑戦者の井上庸(ヤマグチ土浦)が3-0の判定で王者加藤壮次郎(協栄)を下して新王者となった。5回にダウンを奪ったが、両者ともに、もつれ合うことが多い試合展開となって体力を消耗し、終盤はやや失速。それだけに、王座奪取にも井上は「今日の内容だともっと精進しないといけない。一からしっかりボクシングをつくっていきたい」と表情を引き締めていた。

 井上の戦績は18勝(11KO)1敗2分け。