ボクシングで日本人初の世界チャンピオンが誕生した「ボクシングの日」の19日、東京・後楽園ホールでファイティング原田氏(68)、具志堅用高氏(55)ら歴代の世界王者が、東日本大震災の慈善イベントを行った。会場での募金活動、サイン入りの色紙やグローブなどのオークションを実施し、売り上げの一部が義援金となるポスターなどのグッズが販売された。

 ジム会長らで組織する日本プロボクシング協会(大橋秀行会長)は、故白井義男氏が1952年に日本人初の世界チャンピオンとなった5月19日を「ボクシングの日」と定めた。現役や女子を含めて40人を超える王者たちがリングに上がると大きな歓声が起きた。元世界スーパーライト級王者の藤猛氏(70)は「ファンがいっぱい来てくれた」と満足そうだった。