5月29日の全日本・神戸大会でスーパー・ヘイト(41=本名・平井伸和)を殴り、先月22日に兵庫県警葺合署に傷害容疑で逮捕されたTARUの多留嘉一元選手(47)と、MAZADAの正田和彦選手(36)が13日、神戸区検に暴行罪で略式起訴された。神戸簡裁は同日、多留元選手に罰金30万円、正田選手に罰金20万円の略式命令を出した。

 殴ったことと、試合後にヘイト選手が硬膜下血腫で意識不明になったことの因果関係が不明なため、傷害罪ではなく暴行罪での起訴になったようだ。多留元選手は「今日、出てきたばかりで、今後のことは分からない。弁護士と話し合って決めたい」。全日本の内田雅之社長(49)は「まずは司法の判断が出たということ。今後の経緯を見守りたい」と話した。