メインイベント(第10試合)の5スターGPブルースターズBブロック公式戦で、極悪軍団H.A.T.E.(ヘイト)の同門ながらここ1カ月以上、いがみ合ってきた上谷沙弥と渡辺桃が対戦した。

場外乱闘では上谷がチェーン、桃はバットを持ち出してヒートアップ。終盤にはセコンドの刀羅ナツコがレフェリーの気を引いている間に、桃が上谷の脳天をイスで殴打し、続けてテキーラ・サンライズを見舞った。

しかし桃が上谷をフォールすると、セコンドの琉悪夏がレフェリーの足を引っ張ってカウントさせず。直後には上谷がレフェリーを桃に激突させ、琉悪夏がブラックボックスで桃を殴打した。

結局、最後まで互いが譲らず、勝負は15分時間切れ引き分けに終わった。

今年6月20日の代々木大会。8人タッグマッチで桃のバットが上谷に誤爆。その影響で林下詩美に3カウントを奪われた上谷が「お前、わざとだよな!」と桃に激怒したところからいがみ合いが始まり、その後も誤爆が続いて2人の間の憎しみのテンションは高まっていった。

だが、シングルでの戦いを終え、この日の試合後には上谷の方から桃に握手の手を差し伸べた。桃は少し考えた後、その手をバシッと払ってから上谷と抱き合った。会場のファンからは「ヘイト」コールが巻き起こった。

上谷はその後のバックステージで「あー脳みそが揺れて、あいつほんと容赦ねえな。もちろん同じヘイトだから手の内、分かってたつもりだけど、やっぱりあいつ狂ってるわ」と桃をたたえた後、「まあいろいろあったけど、ちょっと照れくさいけど、改めて桃と戦って大事なこともわかった気がした。そして、2人でやりたいことも見つけたから、いったん5スターが終わったら、改めて一緒に実現していきたいなって思う」と、5スター後には桃とともに新たな目標に突き進むことも宣言した。

桃も「いや、しんどいなんてもんじゃねえよ。上谷、なあ、やっぱ戦ってみねえと分かんないことがいっぱいあるよ。なあ、戦う前は本当に本当にいろいろ考えたよ。でも戦ったらさ、やっぱお前だよ。お前がいないといけねえんだよ」と改めて上谷の存在の大きさについて強調していた。