関脇照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が横綱白鵬との優勝争いを制し、初の賜杯を手にした。

<優勝アラカルト>

 ▽スピード初優勝 初土俵から25場所目の初優勝は年6場所制となった58年以降初土俵で3番目の速さ(幕下付け出しを除く)。新入幕から8場所目も年6場所制で3位のスピード。平成生まれでは初優勝。

 ▽関脇の優勝 関脇が制するのは00年初場所の武双山以来。外国出身関脇では92年夏場所の曙以来。

 ▽外国出身者 米国出身の高見山、小錦、曙、武蔵丸、モンゴル出身の朝青龍、白鵬、日馬富士、旭天鵬、鶴竜、ブルガリア出身の琴欧洲、エストニア出身の把瑠都に次いで12人目の優勝者。

 ▽出身地別 モンゴル出身力士で68度目、外国出身では97度目の優勝。国内の出身地別で最多は優勝回数歴代2位の大鵬、3位の千代の富士、5位の北の湖らを輩出した北海道の120度。