大相撲の大関照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が8日、左膝を負傷した。新潟・糸魚川市で開催された夏巡業の朝稽古中に痛みを訴え、苦悶(くもん)の表情を浮かべながら救護室に直行。土俵入りまでは務めたが、取組からは外れ「今日は休ませてもらう。明日は明日で、また」と言葉少なだった。

 日本出身の3大関が土俵に上がらない中、毎日精力的に稽古してきた新大関に、尾車巡業部長(元大関琴風)は「大丈夫でしょう」。この日初めて土俵で稽古した横綱鶴竜(29)は「変な足の踏み込み方をしちゃったみたい」と代弁した。