人気力士の幕内遠藤(24=追手風)が16日、仙台市巡業で、今回の夏巡業で初めて稽古を行った。

 これまで、春場所で負傷した左膝の状態を確かめつつ、ぶつかり稽古で胸を出す程度だったが「(山形・天童市から)移動が短くて朝、足の状態も悪くなかったので。できることから少しずつ」と幕内力士との申し合いに参加した。途中で参入した大関稀勢の里に豪快に押し倒される場面もあったが計9番、感触を確かめた。初めての仙台巡業。前夜の食事は全員外食で、牛タンなどを堪能した。長い巡業では高校野球も楽しみの1つ。早実の清宮幸太郎や九州国際大付の山本武白志に注目して「注目のスラッガーといわれて、甲子園で本塁打を打って結果を残すのはすごい」と感心していた。