大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が6日、都内の所属部屋で、若い衆を相手に稽古を始めた。

 至近距離から体をぶつけさせて、両手でおっつけるようにしてリズミカルに押し返した。約15回1セットを計6セット行い「やることはしっかりやる」と名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)を見据えた。左上腕付近の回復具合については「少しずつですけどね」と良好をアピールした。背中を押すように、稀勢の里の19年ぶり日本出身横綱誕生を記念した切手が、株式会社エンスカイより発売される。16日から全国の郵便局で申し込み受け付け開始。担当者は「昨場所は残念な結果になったが、人気は衰えていない。この流れに乗れれば」と期待した。