大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)は17日、千葉・習志野市の阿武松部屋へ2日ぶりに出稽古し、新鋭の幕内阿武咲と27番続けて取って22勝5敗だった。

 3日連続で幕内力士と胸を合わせ、「後半10番くらいで自然と(左からの)押しやおっつけも出てきた。状態はいい」と復調ぶりを実感。左上腕付近の負傷で途中休場の夏場所から名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)へ向け、調整のペースが上がってきた。田子ノ浦部屋は東京での稽古を16日で終了。稀勢の里は今後も出稽古を続けるという。