日本相撲協会審判部は12日、東京・両国国技館で大相撲初場所(14日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めるとともに、十両以上の休場者を発表した。休場は、いずれも十両で東3枚目の貴ノ岩(貴乃花)、西9枚目の豊響(境川)、東11枚目の宇良(木瀬)の3人。

 貴ノ岩は、この日朝までに診断書を提出したため、理事会決定事項により今場所全休でも、3月の春場所は十両最下位(14枚目)にとどまる。

 診断書は1月11日付のもので病名は「頭部外傷、頭皮裂創痕、右乳突蜂巣炎痕」としるされた。いずれも昨年10月26日未明、引退した元横綱日馬富士関(当時伊勢ケ浜)に鳥取市内のラウンジで暴行された際に負ったもので「繰り返す頭部打撲は、慢性硬膜下血腫発症の危険性を増すため、受傷後約3カ月程度は頭部打撲を避ける必要があり(中略)平成30年1月の就業は困難であると考える」と記述されている。