大関とりの関脇御嶽海(25=出羽海)が、西前頭2枚目千代大龍(29=九重)を下して初日から2連勝した。

立ち合いで千代大龍の強烈な体当たりをまともに受けて上体が起き上がり、間髪を入れない突きで一気に土俵際に後退。万事休すかと思われたが、右のおっつけでかわして回り込み、相手の突きを冷静に見極めて押し出した。

何とか勝ちにつなげた一番を「危なかったですね。(最後は)反応してましたね。体が動いてくれました」と振り返った。大関昇進目安の三役で3場所33勝まで、残り9勝となったが「まだまだこれからです」と気を引き締めた。