元横綱大鵬の孫、西三段目11枚目納谷(18=大嶽)が、四番相撲で白星を挙げ勝ち越しに王手をかけた。

西三段目13枚目井上(19=木瀬)を難なく押し出した。立ち合いで突き放し、はたきを浴びる場面もあったが崩れなかった。「まっすぐ決めたかった」と電車道で持って行けなかったことを反省。「もう少し体を動かして次はもっと余裕を持ちたい」と話した。

今年の初場所で初めて土俵を踏み、来場所で1年を迎えるがまげはまだ結えない。「床山の方にはまだ厳しいと言われている。(結えるのは)次の場所かな」。髪形には初々しさが残るが、相撲内容には貫禄があった。