大栄翔は立ち合いから一気に輝を押し出す快勝で9勝目を挙げた。

「当たり負けず、先に下に入って攻められている。(優勝争いは)全く考えないことはないけど、そこはまだ」と冷静。幕内では昨年春場所以来、1年8カ月ぶり3度目の2ケタ白星に照準を定めた。中学2年で、サイズの合う手袋がなくなった大きな手を「面積が大きくていい」と、この日のように突きに生かして戦い続ける。