小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、初優勝を果たした。東前頭3枚目の錦木をはたき込みで下して2敗を守り、結びの一番で2敗で並んでいた大関高安が関脇御嶽海に負けたため、貴景勝の優勝が決まった。

小結優勝は00年夏場所での魁皇以来史上9人目。22歳3カ月での初優勝は、年6場所制となった58年以降6番目の年少記録。初土俵から所要26場所での初優勝は、年6場所制となった58年以降、曙に並んで4位タイのスピード記録となった。

10月1日付で、師匠だった元貴乃花親方(元横綱)が日本相撲協会を退職。それに伴い、旧貴乃花部屋所属から千賀ノ浦部屋へと所属先が変更となった。九州場所1カ月半前に起こったアクシデントを乗り越えて、悲願の初優勝を果たした。