大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が28日、都内の部屋で、2日連続となる大関高安との三番稽古を行い、計20番で15勝5敗と大きく勝ち越した。
13勝3敗だった前日27日に続き、まわしにこだわらない相撲もあれば、左四つから寄り切る得意の形も披露。11月の九州場所を途中休場する要因となった、右膝の負傷を感じさせない軽快な動きだった。進退の懸かる初場所(来年1月13日初日、東京・両国国技館)に向けて、調整のペースを上げてきた。
稀勢の里は、年内は30日まで、年明けは1月2日から稽古を行う予定だと明言した。「1月(初場所)は特殊な日程だから、曜日感覚だけ忘れないように、間違えないようにしたい」。年末年始を挟む関係で、各部屋が本格的な稽古に突入する番付発表は、他の5場所が初日の約2週間前に行うのに対し、初場所は約3週間前。それだけに「今が巡業中みたいなもの」と、26日に三段目力士と約1カ月半ぶりに相撲を取る稽古を再開したばかりだが、間に合うと確信している様子だった。その1カ月半に不安がよぎったか問われても「なかった」と、きっぱりと話した。
高安との三番稽古に先立ち、三段目力士と6番取ったが全勝だった。最後は、ぶつかり稽古で高安に胸を借りるなど、前日と同じ稽古もこなしていた。

