日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き霧馬山(22=陸奥)と若元春(25=荒汐)の新十両昇進を決めた。再十両は大成道(26=木瀬)、貴ノ富士(21=千賀ノ浦)となった。

若元春は弟の十両若隆景に続く関取昇進となり、史上20組目の兄弟関取となった。貴公俊のしこ名を改め初場所に臨んだ貴ノ富士は、東幕下3枚目で5勝を挙げて再十両を決めた。付け人への暴行による出場停止を経て、新十両だった昨年春場所以来1年ぶりの返り咲き。弟貴源治(21)との双子関取が復活した。

引退力士も発表され、年寄荒磯を襲名した元稀勢の里、年寄押尾川を襲名した元豪風、昨年12月に付け人に暴力を振るった貴ノ岩や、現役力士で2番目の高齢力士だった伊勢ノ花(44=伊勢ケ浜)ら21人のしこ名が番付から消える。