東前頭7枚目碧山(32=春日野)が、勢(32=伊勢ノ海)を肩すかしで破り、優勝次点だった17年名古屋場所以来となる9日目での勝ち越しを決めた。

勢との巨漢対決で、タイミングのいい肩すかし。「立ち合いで少し(相手を)見すぎたけど、落ち着いてましたね」と話した。

今場所は朝稽古で大関栃ノ心と相撲をとって、場所に臨んでいる。「集中して7、8番。大関の立ち合いを止められたら、自信になるでしょ?」。平幕で1敗キープは1人だけだ。

残り6日で優勝争いに絡む。「もう若くないからね。土俵下で“落ち着いて、落ち着いて”と自分に言い聞かせている。先場所は“やってやる”という気持ちが強くて、土俵に上がるとすぐカーッとなってたから」。うなずきながら、32歳にしてオトナになったことを強調していた。