大相撲の新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)が「基礎固め」に集中することを強調した。

2日、奈良・ならでんアリーナで行われた春巡業に参加。稽古で平幕大栄翔に胸を出したが、この日も相撲を取る稽古は行わなかった。「今はとにかく体を膨らませる。(申し合いは)もっと体をつくってから」と、焦らず調整する意向を示した。

巡業開催地となった奈良県は、日本書紀によると相撲発祥の地とされる。県出身の現役力士では唯一の関取、十両徳勝龍は「(発祥の地と)知らない人も多いと思うので、今後もっと広めていきたい」と意気込んだ。