遠藤は泥臭い相撲で白星を2桁に伸ばした。北勝富士の突き落としに辛うじて残り、土俵際のハズ押しにも耐えた。粘りに粘って最後は右差し、左おっつけで直進。「相撲だけに集中して挑めたことが良かった」とうなずいた。

3度目の技能賞を獲得し、秋場所では8場所ぶりの三役復帰が有力。三賞選考委員会では審判部長代理の境川親方(元小結両国)から「四つ身のうまさが際立った」と評価された。